簿記2級:古い備品を下取りに出し、新しい備品を購入した場合の仕訳方法

簿記

簿記2級でよく出題されるのが、古い備品を下取りに出し、新しい備品を購入する際の仕訳です。特に下取り額と新たに購入した備品の取得原価に差額が生じる場合、どのように仕訳に反映させるかを解説します。

1. 取引の内容と仕訳の基本

まず、取引内容を整理します。古い備品の下取り額は80円で、新しい備品の取得原価は250円です。差額は170円となり、この差額をどのように処理するかがポイントです。仕訳には、購入した新しい備品と差額の処理を行う必要があります。

2. 仕訳の基本:新しい備品の購入

新しい備品を購入する場合、まずはその取得原価を仕訳に計上します。この場合の仕訳は次の通りです。

備品 250円 / 現金または預金 250円

このように、新しい備品の取得原価250円を「備品」の勘定科目で計上します。

3. 仕訳のポイント:古い備品の下取り

次に、古い備品の下取り額についての処理です。下取り額は80円となっており、この金額は売却による収入として処理します。仕訳は次の通りです。

現金または預金 80円 / 備品 80円

この仕訳により、古い備品が売却され、下取り額が現金または預金として振り込まれることを示します。

4. 差額の処理:170円の差額

新しい備品の取得原価が250円、古い備品の下取り額が80円の場合、差額170円が発生します。この差額は通常、支出として処理します。仕訳は次の通りです。

備品 170円 / 現金または預金 170円

このように、差額170円を支出として計上します。

5. まとめ

古い備品を下取りに出し、新しい備品を購入する場合、仕訳は上記の通りです。重要なのは、古い備品の下取り額と新しい備品の取得原価を正確に計上し、差額を適切に処理することです。簿記の基本を押さえて、確実に仕訳を行いましょう。

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