毎月15日が給料日となっていて、土日祝日に重なる場合は「前の平日に振り込まれてきた」のが常例。しかし、今月だけ振り込みが確認できないと不安になるのも当然です。本記事では「そのパターンがあり得るか」「何時まで待つべきか」、さらに安心して確認できるポイントを整理します。
土日祝が給料日の場合、支給日はいつ?法律と実務の整理
原則として、給料日が金融機関の休業日(土日・祝日・年末年始)に当たる場合は、「前の平日」に振り込まれることが一般的です。([a href=”https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/money/11/” target=”_blank” rel=”noopener”>参照
ただし、法律的には「〇日に必ず前倒し」という明文規定ではなく、会社の就業規則や支払規定で定められていればそれに従う必要があります。([a href=”https://office-tsumiki.com/news/tips/salary-treatment-12/” target=”_blank” rel=”noopener”>参照
さらに、もし支給日を「月末」と定めていて土日祝に重なる場合、翌月にまたがる支払いは「毎月1回以上払い」の原則に反するため、前倒し支給が義務的とされるケースもあります。([a href=”https://freee.co.jp/kb/kb-payroll/salary-transfer-times/” target=”_blank” rel=”noopener”>参照
「今月だけ後日支給」はあり得る?ケース別に考える
一般的には、前倒し支給が社内運用として定着していれば、今月だけ後日に振り込まれるというのは例外的です。しかしながら、以下のような事情があれば「後日支給」になる可能性があります。
- 銀行・システム障害や振込手続きの遅延(金融機関側)
- 会社の資金繰り・振込予約ミス・担当者不在など人為的な遅延
- 就業規則や給与規定に「休日の場合、翌営業日以降に支給する」と定めている
このため、「いつも前倒しだったから今月もそうだろう」という思い込みだけでは安心できず、規定の確認・社内経理部門への確認が重要になります。
振込確認「15時まで待つべきか?」時間の目安と対応
銀行振込は会社が指定した日に行われれば、従業員の口座に反映されるまでに時間がかかることがあります。銀行の営業開始など手続きの関係で、午前10時までに引き出せるようにするのが望ましいと指導されているケースもありますが、法的な厳格な締め切り時刻ではありません。([a href=”https://ichikawa-sr.com/archives/1205″ target=”_blank” rel=”noopener”>参照
したがって、「15時まで待つべきか」という問いに対しては、「待ってみるのは合理的」ですが、15時を過ぎても振込が無ければ、まず会社の経理・人事担当に確認を入れるべきです。
確認時には「本日の振込予定時刻」「いつ振込処理されたか」「手続きミス・銀行トラブルの可能性」の有無を丁寧に聞くのが対応のポイントです。
未振込だった場合の次のステップと注意点
もし支払いが所定期日を過ぎていて、会社側に説明がないまま振込がされない状態が続くと、労働基準法上の「賃金支払の5原則」違反の可能性があります。([a href=”https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/50897/” target=”_blank” rel=”noopener”>参照
次のステップとしては。
- 就業規則または雇用契約書で「給料日に関する規定」がどうなっているかを確認
- 会社の経理・人事部門に「振込予定時刻・原因」を問い合わせる
- 問い合わせても説明・振込がない場合には、最寄りの労働基準監督署に相談する準備をする
まとめ:今月だけ遅いのは“あり得る”が、確認と記録が安心への鍵
「通常は前倒しだったのに今月だけ後日になっている」ケースは、社内規定・銀行・会社の事情により“あり得る”ことです。しかし、理由なく遅延が生じているならば放置すべきではありません。
まずは「15時まで待つ」などの目安を持ちながら、振込が無ければ会社に問い合わせ、可能なら社内規定を確認しておきましょう。状況によっては労働基準監督署等に相談する必要も出てくるため、冷静に対応することが、安心につながります。


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