習字を10年間続けているのに思うように上達せず、挫けそうになっている方に向けて、上達しない理由とその解決策を解説します。硬筆と毛筆の両方を学んでいるものの、なかなか自分の字に自信が持てず、他の人との比較でモチベーションが下がってしまう方も多いと思います。
1. 上達しない理由は「癖」にあるかも?
習字を始めた頃は順調に上達したけれど、次第に成長が止まったと感じるのはよくあることです。これは「癖」がついてしまったためです。癖がつくことで、書くたびにその癖が強化され、修正するのが難しくなります。
癖を取るためには、まず自分の字の特徴を把握することが大切です。先生にその癖を指摘してもらい、正しい書き方を意識することで改善できます。練習の際には、鏡で自分の字を見て、細部に意識を集中させましょう。
2. 比較する相手を変える:自分の成長に集中する
自分より上手な人や後輩と比較してしまう気持ちもわかりますが、他人と比べても仕方がありません。大切なのは自分自身の成長です。まずは過去の自分と今の自分を比較してみましょう。
過去の自分が書いた字と現在の字を見比べてみることで、成長を実感できます。それにより、他人との比較から解放され、モチベーションが上がります。
3. 教室に行きたくない気持ちにどう向き合うか
教室に行きたくないという気持ちは、練習や自分の成長に対する不安が原因かもしれません。習字の練習は努力が必要ですが、その努力が結果に結びつくことを信じましょう。
また、他の人と比較してしまう前に、自分がどれだけ楽しんでいるかを再確認することも重要です。字を書くこと自体が好きだという気持ちを大切にし、焦らずに自分のペースで進んでいきましょう。
4. モチベーションを維持するための方法
モチベーションを維持するためには、目標を設定することが大切です。たとえば、「1ヶ月後にこの字を上手に書けるようになる」といった具体的な目標を設定し、それに向かって努力することで、達成感を感じることができます。
また、書き方を工夫したり、他の人の作品を参考にすることで新しい刺激を得ることもモチベーションの維持につながります。定期的に自分の進捗を確認し、成長を実感することが大切です。
5. 10年間の努力を無駄にしないために
10年間も続けてきた習字を辞める前に、その経験をどう活かせるかを考えてみましょう。習字を続けることで得た集中力や忍耐力は、他の分野でも役立つスキルです。
もし今後も習字を続けるのであれば、焦らず、正しい方法で練習を積み重ねていくことが最も重要です。辞める前にもう一度、自分のやりたいことを見つめ直し、どうするのが自分にとって最良の選択かを考えてみましょう。
まとめ
習字の上達には時間がかかることもありますが、自分の成長を実感できるようになると、モチベーションが上がり続けることができます。他人と比較せず、自分のペースで練習を積み重ねることが大切です。また、癖を取るための意識的な努力と、楽しさを見つけることが上達の鍵となります。焦らず、習字を楽しんで続けていきましょう。


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