自己資本比率の計算方法と求め方【例題解説】

会計、経理、財務

自己資本比率は企業の財務健全性を示す指標の一つです。企業がどれだけ自己資本に依存しているかを示すもので、財務分析において重要な役割を担っています。本記事では、自己資本比率の計算方法と、実際の例題を使った求め方について解説します。

自己資本比率とは?

自己資本比率は、企業がどれだけ自社の資本で経営しているかを示す指標です。高い自己資本比率は、企業の財務基盤が安定していることを意味し、低い自己資本比率は、負債に頼っていることを示します。

自己資本比率の計算式は次の通りです。

自己資本比率 = (自己資本 / 総資本) × 100

自己資本比率の計算方法

自己資本比率を計算するには、まず自己資本と総資本(資産合計)を求める必要があります。自己資本は、自己資本 = 資産 – 負債という形で求めることができます。

今回の例では、以下の数値を基に計算します。

  • 流動資産:1,200万円
  • 固定資産:1,000万円
  • 流動負債:800万円
  • 固定負債:700万円

これらの数値から、自己資本と総資本を求めます。

具体的な計算例

まず、総資本(資産合計)を求めます。

総資本 = 流動資産 + 固定資産 = 1,200 + 1,000 = 2,200万円

次に、自己資本を求めます。

自己資本 = 総資本 - (流動負債 + 固定負債) = 2,200 - (800 + 700) = 700万円

最後に、自己資本比率を計算します。

自己資本比率 = (自己資本 / 総資本) × 100 = (700 / 2,200) × 100 = 31.8%

まとめ

自己資本比率は、企業の財務の健全性を示す大切な指標です。今回の例では、自己資本比率が31.8%となりました。この値は企業がどれだけ自社の資本で運営しているかを示しており、資本構造の健全性を評価するのに役立ちます。計算方法を理解し、実際に活用できるようになることで、財務分析力を高めることができます。

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