領収書の収入印紙と角印の取り消しについての対応方法

会計、経理、財務

取引先から物品を購入した際、領収書に収入印紙を貼り、角印を押した後に取引内容を変更したい場合、どう対応すべきかについて考えます。収入印紙や角印を既に押した領収書の取り消しや訂正はどうすれば良いのか、実際にできる対応方法について説明します。

収入印紙と角印を押した領収書の取り消しは可能か?

収入印紙が貼られ、角印が押された領収書に関して、基本的に訂正や取り消しは難しいとされています。領収書は法的効力を持つ書類であり、変更や訂正を加えることは信頼性を欠く恐れがあるため、原則としてそのままにはできません。

しかし、取引内容の誤りや領収書の不備を訂正する必要がある場合、以下の対応が考えられます。

訂正が必要な場合の対応方法

領収書の内容に誤りがあった場合、訂正ではなく新たに「再発行」を依頼することが一般的です。再発行に際して、元の領収書は「無効」として扱い、訂正した内容に基づいた新しい領収書を発行します。この際、収入印紙も再度貼り直す必要があるため、その費用が発生します。

再発行をお願いする際には、取引先に事情を説明し、正しい内容の領収書を新たに発行してもらうよう依頼しましょう。

取り消し後の収入印紙の取り扱いについて

収入印紙が既に貼られている場合、取り消しや訂正をするためには新たに収入印紙を購入し、再発行した領収書に貼り直さなければなりません。収入印紙は税法上の義務であり、単純な訂正や取り消しを行っても無効にはなりません。

したがって、元の領収書に収入印紙が貼られていた場合、その分の印紙税は支払われていることになりますが、再発行時には再度印紙税を支払う必要があります。

まとめ

領収書に収入印紙が貼られ、角印が押された後に内容を訂正したい場合は、訂正ではなく再発行を依頼することが適切です。誤った領収書は無効となり、新たに正しい内容で領収書を発行してもらうことが必要です。再発行時には、収入印紙も再度貼り直し、手続きを適切に行いましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました