社会人経験があり、来年度から専門学校に通う予定の方が抱える最大の悩みは学費と生活費の確保です。3年間で430万円の学費、家賃2万円の一人暮らし、230万円の貯金と週2〜3日のアルバイトでは資金が足りない場合、どのような支援策があるか解説します。
奨学金の種類と申請可否
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、第一種(無利子)、第二種(有利子)、そして給付型があります。社会人経験者でも申請は可能ですが、給付型は基本的に経済的に厳しい学生を対象とするため、貯金や収入が一定以上ある場合は対象外となることが多いです。
したがって、230万円の貯金がある場合、給付型は難しいですが、第二種奨学金(有利子)や在学中のアルバイトと組み合わせて資金計画を立てることが現実的です。
雇用保険の給付金は利用できない
雇用保険の給付金(教育訓練給付金)は、受給条件に被保険期間が最低2年以上必要です。現在のケースでは1年半しか加入していないため、受給はできません。
生活費と学費の工面方法
- 専門学校に通う間の生活費をアルバイトで補う(週2〜3日では不足するため、増加を検討)
- 第二種奨学金を申請して学費の分割支払いを利用
- 民間教育ローンや親族からの借入を検討
資金計画の重要性
社会人経験者が再び学生になる場合、学費・生活費の全体像を把握し、奨学金、アルバイト収入、貯金、場合によっては教育ローンを組み合わせた現実的な資金計画が不可欠です。特に一人暮らしの場合、生活費の不足が学業に影響しないよう、余裕を持った計画を立てることが重要です。
まとめ
社会人から専門学校に通う場合、給付型奨学金は難しいことが多いですが、有利子奨学金やアルバイト、貯金を組み合わせることで資金を確保できます。雇用保険給付金は条件を満たさない場合利用できません。資金計画を早めに立て、必要に応じて教育ローンも検討しましょう。
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