院試に落ちて秋から就活に切り替えるのはあり？体験談と成功のポイント

大学院進学を目指して院試を受験したものの、不合格となり秋から就職活動に切り替えるケースは決して珍しくありません。しかし時期的に遅れてしまった不安や、同級生との差を感じて戸惑う方も多いでしょう。この記事では、秋から就活を始めた人の体験談や成功のポイントを解説します。

秋から就活を始める人は意外と多い

院試の不合格や進路変更の理由で、秋から就活をスタートする学生は毎年一定数います。企業によっては通年採用や秋採用を積極的に行っており、特に中堅・ベンチャー企業では新卒を必要とするポジションが残っている場合が多いです。

大手企業は夏までに採用を終了しているケースもありますが、秋以降の求人は「成長意欲」や「柔軟な対応力」を重視されやすいため、自分の強みをアピールしやすいチャンスでもあります。

ある学生は、院試に落ちた8月に就活を始めました。周囲は既に内定を持っており焦りもありましたが、逆に「研究経験を社会で活かしたい」という強い動機を持つことができ、10月にベンチャー企業から内定を獲得しました。

別の例では、9月から就活を開始した学生が、大学のキャリアセンターを活用し、OB訪問や就活エージェントのサポートを受けながら活動を進め、11月にメーカー企業に就職が決まったケースもあります。

秋から始める場合、時間が限られている分だけ効率的に動くことが重要です。

「失敗」と思われがちな院試の不合格ですが、そのために準備した努力や専門分野への探究心は就職活動でも強力なアピール材料になります。例えば「半年間研究に打ち込んだ経験」「論理的に課題を解決する力」などは企業が求める能力と直結しています。

院試に落ちて秋から就活に切り替えるのは決して遅すぎる行動ではなく、多くの人がその経験を乗り越えて内定を獲得しています。大切なのは焦らず、効率的に行動すること。そして院試で得た努力や経験を強みとして活かすことで、自分に合った進路を切り開けるはずです。