転換社債型新株予約権付社債(CB)は、発行時に社債部分と新株予約権部分を一体として扱う複合金融商品です。途中で償却しなくなる分については、償却原価法を適用している場合、償却しなかった残高は最終償還日に償却されます。具体的には、償却しなかった金額を満期償還日までの残存期間で均等に償却し、最終的に帳簿価額が額面金額に一致するように調整します。
例えば、発行時に額面100円のCBを90円で取得し、償却原価法を適用している場合、毎期一定額を償却します。しかし、途中で償却を停止した場合、残りの期間で未償却残高を償却し、最終的に帳簿価額が100円に達するようにします。
このように、途中で償却しなくなる分は、最終償還日に向けて調整されるため、発行時の条件や会計処理方法に基づいて適切に対応することが重要です。
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