商社がメーカーから仕入れた商品を販売する際、掛け率や卸価格の計算は重要なポイントです。今回は、仕入れ価格5,900円の商品を販売価格7,800円で販売する場合の掛け率と、粗利率17%で卸す際の卸価格の計算方法について解説します。
仕入れ価格から掛け率を求める方法
掛け率は、仕入れ価格が販売価格に対して何割であるかを示す指標です。計算式は以下の通りです。
掛け率(%) = (仕入れ価格 ÷ 販売価格) × 100
具体的な数値を当てはめると。
掛け率(%) = (5,900円 ÷ 7,800円) × 100 ≒ 75.64%
この場合、掛け率は約75.64%となります。つまり、メーカーは約7.5掛けで商品を卸していることになります。
粗利率17%で卸す際の卸価格の計算方法
次に、粗利率17%で卸すための卸価格を求めます。まず、粗利率から原価率を求めます。
原価率 = 1 - 粗利率 = 1 - 0.17 = 0.83
次に、卸価格を計算します。
卸価格 = 仕入れ価格 ÷ 原価率 = 5,900円 ÷ 0.83 ≒ 7,104.82円
この場合、卸価格は約7,104.82円となります。つまり、仕入れ価格5,900円の商品を粗利率17%で卸すためには、約7,104.82円で卸す必要があります。
まとめ
仕入れ価格5,900円の商品を販売価格7,800円で販売する場合、掛け率は約75.64%となります。また、粗利率17%で卸すためには、卸価格を約7,104.82円に設定する必要があります。これらの計算方法を理解することで、商社としての利益管理や価格設定がより明確になります。
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