簿記3級の貸付仕訳と利息計上の方法

簿記

簿記3級でよく出題される貸付に関する仕訳の問題について解説します。今回の問題では、貸付金に対して利息の未収分を計上する方法について学びます。具体的な仕訳と、利息の計算方法、未収利息の取り扱いについて詳しく説明します。

1. 貸付金に関する基本的な取引

まず、貸付金に関する取引は、貸し付けた金額を「貸付金」として計上し、利息に関しては決算時に未収利息として計上する必要があります。取引先のA社に対して、5/1に4,800円を貸し付け、利率5%、利払日は半年ごとです。

2. 仕訳の基本

この取引において、貸付金の仕訳は、貸し付けた日に現金の支出として計上します。そして、決算時には未収利息を計上する必要があります。月割りで計算された利息は、未収利息として貸借対照表に計上され、実際に受け取った利息は損益計算書に計上されます。

3. 未収利息の計算方法

問題の条件では、5/1に貸し付けた金額に対して半年ごとに利払日が設定されています。今回の決算は3/31なので、最初の利払日である11/30までの利息が未収利息として計上されます。計算方法は、貸付金額×利率×期間(9ヶ月)÷12ヶ月です。

4. 実際の仕訳

例えば、5/1から3/31までの未収利息を計上する場合、利息の金額は4,800円×5%×9/12となります。この計算をもとに、未収利息を計上し、損益計算書では受取利息として振り替えます。仕訳の例は以下の通りです。

未収利息 360円 / 受取利息 360円

まとめ: 貸付金と利息の仕訳

貸付金に関する仕訳と利息の計算方法は、簿記3級において重要なポイントです。未収利息を適切に計上し、利息の受け取り時には損益計算書に振り替えることで、正確な財務諸表を作成することができます。試験対策としてしっかりと理解しておきましょう。

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