簿記3級の問題に関する質問で、「未収入金がない理由は、商品運送用のトラックが水戸モータースから見て商品だからか?」という点について解説します。
1. 問題の背景
質問にあるケースでは、船橋商店(株)が水戸モータース(株)からトラックを購入し、月賦で支払う契約を結んだというシナリオです。支払方法は毎月250,000円ずつ、小切手を使って支払うことになっています。問題の焦点は「未収入金」が記載されていないことについてです。
2. 未収入金と商品購入の関係
未収入金は、売上やサービス提供の対価がまだ支払われていない場合に使われる勘定科目です。しかし、このシナリオでは、商品(トラック)の購入という取引です。水戸モータース(売り手)は、船橋商店(買い手)に商品を販売しており、船橋商店は月賦で支払うことを約束しています。このため、未収入金ではなく、通常の「売掛金」または「前払金」などが使われるべきです。
3. 「商品」としての扱い
水戸モータースにとって、このトラックは「商品」に該当します。売り手側である水戸モータースは、トラックを船橋商店に販売しており、その売上が「売掛金」に記載されます。船橋商店側では、商品の購入に伴って「車両運搬具」などが該当する科目に計上されます。
4. まとめ: 未収入金と売掛金の使い分け
質問にあるように、未収入金はサービスや売上の支払いが未確定な場合に使われますが、このケースでは商品購入に関連した取引のため、未収入金ではなく、売掛金または車両運搬具の仕訳が正しいと言えます。重要なのは、未収入金を使う場面と売掛金を使う場面を理解し、適切に勘定科目を選ぶことです。
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