海技試験口述でよく出題される質問の一つに、真方位とジャイロとの間でのエラー符号の判定があります。ここでは、真方位150度とジャイロ148度のエラー符号について解説します。
真方位とジャイロの違い
真方位とは、地球の磁北を基準にした方位角で、地球の表面上で物体が向いている方向を示します。一方、ジャイロは、船舶などで使われる方位を示す装置で、機械的な誤差や環境要因によって、真方位と若干の差異が生じることがあります。
このため、真方位150度とジャイロ148度というように、誤差が生じた場合、誤差を判定し、そのエラー符号を明確にすることが求められます。
エラー符号の判定方法
ジャイロと真方位の差がある場合、エラー符号は「+」または「-」で示されます。具体的に言うと、真方位がジャイロより大きい場合、エラー符号は「+」になります。逆に、ジャイロが真方位より大きい場合、エラー符号は「-」になります。
この場合、真方位150度、ジャイロ148度という設定では、ジャイロの方が少し小さいため、エラー符号は「+」になります。つまり、ジャイロが過少を示しているため、補正が必要であることを意味しています。
エラー符号の重要性
海技試験の際には、エラー符号を正確に把握し、正しい方向転換や修正を行う能力が重要です。誤ったエラー符号を無視したまま進行してしまうと、進行方向を大きく誤ることになり、航海において重大な問題を引き起こす可能性があります。
そのため、試験ではエラー符号を理解し、すぐに修正できる能力を身につけることが求められます。特にジャイロと真方位との誤差に敏感であることが、合格への鍵となります。
まとめ
真方位150度とジャイロ148度の場合、エラー符号は「+」です。これは、ジャイロが過少を示しており、修正が必要であることを意味します。試験では、こういった細かい誤差を正確に把握し、即座に対応する能力が求められますので、しっかりと理解しておきましょう。
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