ビジネス計算検定では、さまざまな計算問題が出題されます。特に原価、利益、利息計算などは実務でも重要なスキルです。今回は、ビジネス計算検定の問題に基づいて、損失額の計算、利益総額の計算、そして利息の計算方法を詳しく解説します。
1. 損失額が原価の何%かを計算する方法
問題:原価550,000円の商品を販売し、損失額が198,900円となった場合、損失額は原価の何%に当たるかを求めます。
計算方法:損失額の割合を求めるためには、次の計算式を使います。
損失額の割合(%) = (損失額 ÷ 原価) × 100
これを問題に当てはめると、
(198,900 ÷ 550,000) × 100 = 36.18%
したがって、損失額は原価の約36.18%に相当します。
2. 利益総額の計算方法
問題:5箱につき2,500円の商品を530箱仕入れ、仕入額の12%の利益を見て全部販売した場合、利益の総額はいくらかを計算します。
計算方法:まず、1箱あたりの仕入れ額を計算し、その後に利益額を算出します。
1箱あたりの仕入れ額は2,500円。
530箱の仕入れ額は2,500円 × 530箱 = 1,325,000円。
次に、利益額は仕入れ額の12%なので、1,325,000円 × 12% = 159,000円。
したがって、利益の総額は159,000円です。
3. 利息の計算方法(元金380,000円を貸す場合)
問題:元金380,000円を年利率1.8%で3月4日から5月12日まで貸す場合、期日に受け取る利息を計算します(片落とし、円未満切り捨て)。
計算方法:まず、年利率1.8%を日割り計算で求めます。年365日で計算する場合、1日あたりの利率は1.8% ÷ 365日 = 0.0049315%。次に、貸し出し期間(3月4日から5月12日まで)の日数を計算します。3月は28日、4月は30日、5月は12日なので、期間は28 + 30 + 12 = 70日です。
利息額は、380,000円 × 0.0049315% × 70日 = 13,133円。したがって、利息は13,133円となります。
4. まとめ
ビジネス計算検定では、計算問題が多岐にわたりますが、基本的な計算方法をしっかり理解しておくことが重要です。損失額、利益総額、利息計算のような問題を繰り返し練習することで、試験の準備が整います。各計算方法を実際に手を動かして確認することをお勧めします。
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