簿記の問題で「8,000,000円の建物が火事で無くなり、新しい建物を20,000,000円で購入した」という場合の仕訳を理解することは重要です。このようなケースで適切な仕訳を行うためには、火災による損失処理と新しい資産の取得処理を分けて考える必要があります。
火事で失われた建物の処理
火事で失われた建物については、まずその建物の帳簿価額を減少させる仕訳を行います。損失が発生するため、「固定資産除却損」という勘定科目を使います。また、保険金が支払われた場合はその金額も計上します。
新しい建物の購入処理
新しい建物を購入した場合、その金額を「建物」として固定資産に計上します。この際、購入金額をそのまま記帳し、支払方法に応じた勘定科目を使います。現金払いの場合は「現金」で支払ったことを示す必要があります。
仕訳の具体例
この場合の仕訳は以下のようになります。
借方 | 貸方 |
建物 20,000,000円 | 現金 20,000,000円 |
固定資産除却損 8,000,000円 | 建物 8,000,000円 |
保険金 受取額 | 保険金 受取額 |
まとめ
簿記での仕訳は、火災損失と新しい資産の購入をそれぞれ分けて計上することが大切です。火災による建物の除却損は「固定資産除却損」として処理し、新しい建物の購入は「建物」の勘定科目で記帳します。保険金が支払われた場合は、その金額を受け取った時点で記帳することを忘れないようにしましょう。