簿記の決算締めで前払費用の振替仕訳に関する質問です。広告費を前払している場合、その処理方法が気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、カードで支払った前払費用の仕訳を解説し、貸方科目についても詳しく説明します。
前払費用と広告費の仕訳方法
決算時に広告費を前払している場合、仕訳としては以下のような処理が求められます。
まず、決算時の振替仕訳は次のように行います。
借方：前払費用 / 貸方：諸口（カード全額の内広告費代）
この際、前払費用として計上された広告費を実際に費用として振替える必要があります。これを行うために、決算後の再振替仕訳が必要となります。
決算後の再振替仕訳
決算後に、前払費用から広告費として振り替える仕訳を行います。振替仕訳は以下のように処理します。
借方：広告費 / 貸方：前払費用（カード全額の内広告費代）
この仕訳で、前払費用から実際の広告費が振り替えられ、決算期に必要な費用として計上されます。
貸方科目について
質問者の方が疑問に思っている点は、貸方科目が何かという部分です。貸方科目には「未払費用」や「前払金」などが考えられますが、実際のところ、広告費の振替処理においては、「前払費用」を貸方にすることが正しいです。
したがって、広告費を今期に計上する際には、貸方には「前払費用」を使い、支払いが発生していない分の処理を行います。
まとめ
広告費を前払費用として計上している場合、その振替仕訳には「前払費用」と「広告費」を使って処理を行います。決算時には前払費用を振り替えて、広告費として計上することが必要です。これらの仕訳を正確に行うことで、適切な決算処理ができます。
