パートとして総支給18万円を得る場合、厚生年金や健康保険、所得税などが差し引かれることになります。これらの引き落とし額は、個々の状況によって異なりますが、一般的な基準に基づいておおよその手取り額を予測することが可能です。今回は、子ども1人がいる状況や離婚後の別居という状況を考慮し、どのように引かれるかを詳しく解説します。
1. 総支給18万円から引かれる社会保険料
まず、総支給18万円から引かれる主な社会保険料には、厚生年金と健康保険が含まれます。これらの金額は、従業員負担分と会社負担分に分かれますが、通常、従業員の負担分が給料から差し引かれます。
厚生年金や健康保険は給与の約15％程度が一般的な負担割合です。これに基づいて、18万円の総支給から約2万7千円～2万8千円が引かれることになります。
また、介護保険が40歳以上の場合に加算される場合もありますので、その点も考慮に入れる必要があります。具体的な金額は、会社の制度や加入している健康保険組合によって異なるため、確認しておくと良いでしょう。
2. 所得税と住民税の引き落とし額
所得税は、年収によって課税額が決まります。18万円の月収の場合、年間での課税所得に基づく税額が決定しますが、パートの場合、通常は税額控除や基礎控除が適用され、所得税額が低くなることが一般的です。
住民税については、前年の所得に基づいて計算されるため、初年度の収入では住民税の引き落としは少ない場合があります。
実際に引かれる税額は月々数千円程度である場合が多く、所得税や住民税が差し引かれることになります。一般的には、総支給から5,000円～1万円程度が所得税と住民税として引かれます。
3. 子どもがいる場合の扶養控除
扶養控除については、子どもが1人いる場合、税制上の控除が適用されるため、税額が減少します。扶養控除を受けることができるため、手取り額がわずかに増加する場合もあります。
また、社会保険料や税金の引き落とし額は、子どもがいるかどうかによって変動します。特に、社会保険料に関しては扶養家族がいる場合、特定の条件で減額されることがあります。
4. 予想される手取り額
総支給18万円から、社会保険料（約2万7千円）、所得税・住民税（約5,000円～1万円程度）、その他引かれる費用を差し引いた場合、手取り額はおおよそ12万円～13万円程度になる可能性があります。
この金額は、具体的な控除額や税制、扶養家族の有無、会社の保険制度により前後することがありますので、最終的な手取り額は個別の状況に応じて多少異なる場合があります。
5. まとめ
総支給18万円のパートであれば、社会保険料や税金を引かれることで、手取り額はおおよそ12万円～13万円程度になると考えられます。扶養家族がいる場合、税制上の控除により若干の増額が見込まれますが、最終的な手取り額は個々の状況によって異なります。
したがって、事前に社会保険料や税金の取り決めについてしっかり確認しておくと、予想以上の手取り額になることもあります。自分のケースに合った最適な勤務形態を選び、無理なく働けるようにしていきましょう。
