高校生活とアルバイトの両立はとても大変ですよね。特に受験を控える高3生にとって、「今のうちにバイトを辞めて勉強に集中したい」と思うのは自然なことです。今回は、マクドナルドなどの飲食店でバイトをしている高校生が、円満にバイトを辞めるための伝え方やタイミング、注意点についてまとめました。
辞めたくなるのはおかしくない。正直な理由でOK
まず前提として、「学校が変わって通勤が大変」「受験勉強に集中したい」という理由でアルバイトを辞めることは全く問題ありません。
高校生のバイトは学業との両立が前提です。むしろ、受験という大事な時期を前にしっかりと辞める判断をするのは責任感ある行動といえます。
店長にどう伝える？ベストなタイミングと話し方
理想的なのは、辞める1か月前までに口頭で伝えることです。今回は「4月いっぱいで退職」を考えているので、遅くとも4月初旬には伝えるのがマナーです。
伝え方の例：
「お忙しいところすみません、少しお話ししてもよろしいでしょうか。実は、学校が変わって通うのが難しくなったのと、来年受験があるため、勉強に専念したいと思っています。申し訳ないのですが、4月いっぱいで退職させていただけないでしょうか。」
ポイントは「感謝＋事情説明＋相談の姿勢」。強い調子で言わず、「ご迷惑をおかけしますが」と添えるだけで印象はぐっと良くなります。
「あと1年よろしくね」と言われていても大丈夫
過去に「あと1年よろしく」と言われていたとしても、それが正式な契約ではない限り、辞められない理由にはなりません。とはいえ、店長の期待を裏切るように感じてしまうかもしれませんよね。
その場合は次のように気持ちを伝えると◎。
「○○さんに頼りにしていただいてうれしかったので、申し訳ない気持ちもあります。でも、今の自分にとって受験に集中することが一番大切だと感じました。」
こうした誠意ある説明で、多くの店長は理解してくれるはずです。
検便や書類提出をしていないのはマズい？
検便や契約書の提出は、食品を扱う職場では衛生面・労務管理上かなり重要です。辞める前であっても未提出なら、「すみません、出し忘れてしまっていました」と素直に伝え、提出するのがベストです。
仮に辞めるまでに出さなかったとしても、大問題になるケースは少ないですが、後味良く辞めるためにも、出せる書類はきちんと対応しておきましょう。
辞めたあとにやっておきたいこと
・制服や名札などの備品は必ずクリーニングして返却
・最終出勤日の後には簡単な「ありがとうございました」の挨拶（LINEや直接でも可）
・次にバイトを探すときのために「勤務証明書」などが必要か確認
特に最終日には、感謝の気持ちを込めてきれいに終われると、自分の自信にもなりますよ。
まとめ：バイトを辞めるのは“逃げ”ではない。前向きな決断を大切に
高校生のアルバイトは、将来のための経験の一つ。今の自分にとって最優先すべきことが何かを考えて辞めるのは、逃げではなく立派な判断です。
店長には丁寧に事情を伝え、必要な書類もできるだけ提出して、気持ちよく卒業できるように準備しましょう。その一歩が、きっとこれからの大事な成長につながります。
