新しい会社に入社する際、入社日が月の途中だった場合「最初の給料はいくらもらえるのか?」という疑問を抱く方も多いはずです。特に、給与の締切日や支払日のサイクルが定まっている企業では、初月の給与額が変動します。本記事では、月給25万円で4月15日入社した場合の給与計算を具体的に解説します。
給与計算の基本ルール:日割り計算とは
月給制であっても、月途中での入社の場合は勤務した日数に応じて給与が「日割り計算」されるのが一般的です。日割りの計算方法には主に以下の2通りがあります。
計算方式 | 概要 |
---|---|
暦日数割 | その月の日数(30日、31日など)で割る方式 |
固定30日割 | 毎月30日で統一して計算する方式 |
実際にどの方式を取るかは企業によって異なりますが、今回は代表的な「暦日数割(30日で計算)」をベースに試算します。
4月15日入社の場合の支給額シミュレーション
前提条件は以下の通りです。
- 月給:25万円
- 4月の暦日数:30日
- 入社日:4月15日
- 勤務日数:4月15日~30日で16日間
この場合、日給は 250,000円 ÷ 30日 = 約8,333円。したがって、16日間働いたとすると、
8,333円 × 16日 = 約133,328円(※小数点以下は企業によって調整)
つまり、初回の給与は約13万3千円前後になると考えられます。
給与支払い日が翌月15日の場合
質問にある「賃金締切:月末/支払日:翌月15日」というケースでは、4月の勤務分が5月15日に支払われる形になります。
そのため、4月15日に入社した場合、最初の給与支給日は5月15日となり、4月15日〜30日の16日分の日割り給与が支給されることになります。
控除や手当で手取りがさらに変わることも
なお、実際の振込金額(手取り額)は、ここから社会保険料や住民税などの控除が差し引かれます。例えば。
- 健康保険・厚生年金・雇用保険
- 通勤交通費の支給有無
- 住民税・所得税の計算方法
これらにより、手取りは11〜12万円程度になることも珍しくありません。
まとめ
月給25万円で4月15日に入社した場合、初月(4月分)の給与は日割り計算となり、およそ13万3千円程度になると予想されます。実際の振込額は控除額によりやや少なくなる点に注意しましょう。入社前にしっかりと給与体系を確認し、生活設計を立てておくことが大切です。