商社で働いている方々にとって、値引き計算は非常に重要なスキルです。今回は、仕入れ値、卸値、メーカーからの補填、そして目標となる粗利率をもとに、どのように値引きを計算すればよいかについて解説します。具体的な例を使って、実際の計算方法をわかりやすく説明します。
値引き計算に必要な情報
値引き計算を行う前に、必要な情報を整理しましょう。今回の例では、次の情報が与えられています。
- 仕入れ値:420円
- 卸値:650円
- メーカーからの補填:10%(42円)
- 目標の粗利率:20%
計算式の設定
まず、粗利率とは、売上に対する利益の割合を示します。粗利率20%を確保したい場合、売上金額から利益を差し引いた額が仕入れ値と補填額を含めた金額に収まるように計算します。
1. 必要な売上額を計算
まず、目標となる粗利率が20%ですので、売上額の80%が仕入れ値(420円)と補填額(42円)を含む金額に収まるように設定します。計算式は以下の通りです。
売上 × 80% = 仕入れ値 + 補填額
この式を使って必要な売上額を求めます。
2. 必要な売上額を求める計算
仕入れ値420円と補填額42円を足すと、462円となります。したがって、次のような計算を行います。
売上 × 80% = 462円
売上 = 462円 ÷ 80% = 577.5円
この結果、目標となる売上額は577.5円となります。
値引き額の計算
次に、実際に卸値650円から目標売上額577.5円を引くことで、値引き額を算出します。
値引き額 = 卸値 – 目標売上額 = 650円 – 577.5円 = 72.5円
このように、値引き額は72.5円となります。
まとめ
値引き額を求めるためには、仕入れ値、卸値、補填額、目標となる粗利率を踏まえた計算が必要です。今回の例では、目標粗利率20%を達成するためには、卸値650円から72.5円を値引きすることが求められます。これにより、目標となる利益を確保しつつ、適切な値引きを実施することができます。